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粟野真理子のパリおしゃれ通信

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バルテュス節子氏の展覧会 Setsuko Klossouwska de Rola

こんにちは。
パリは寒さからようやく抜け出し日中で6度くらいまで上がり、春のきざしが見え出しました。パリジェンヌたちは春の装いをどうするか、やっとそんなことを考える気分になってきたようです♪

 現代具象絵画の巨匠、故バルテュスの夫人、節子・クロソフスカ・ド・ローラさんの個展が、
1月11日からパリの吉井画廊で始まった。節子さんとはバルテュスを通して35年のおつきあいという吉井長三会長が企画されたもので、エチュードを中心に12点の新しい作品が展示された。

 ヴェルニサージュの日に、吉井会長のお取り計らいでお話を伺わせていただく機会を得た。節子さんには、数年前にスイスのご自宅、グラン・シャレに取材でおじゃましたことがある。久しぶりにお目にかかる節子さんは、彌勒菩薩のような崇高な表情がはっとする美しさ。紅鳶色の赤のお着物がことのほかよくお似合いだ。

 「現在はなんでも便利になり、それらに呑み込まれてしまい、本当に大切なことを見失いそうになっているような気がします。そんななかで、私は五本の指を動かして絵を描いたり、手仕事をしたいと考えています」。そうおっしゃる節子さんの作品が、画廊の階下で静かに、しかも何かを訴えかけるように並ぶ。

 「長くヨーロッパに住んでいると、いろいろな形でギリシア神話に接っします。私はギリシア神話に登場するレダやミネルヴァ、エコーなどに心惹かれ、今後こうした題材をもとに描きたいと思っています」。快活に話をし、外の世界に興味を持ち冒険心に溢れ、精力的に行動される節子さんは、ある意味ギリシア神話に出てくる女神のひとりのような存在。そんなことを感じさせられる素敵な展覧会だった。

Galerie Yoshii
「Setsuko Klossowska de Rola」展
8 Av. Matignon 75008 Paris tel:01-43-59-73-46
〜1月30日まで。

写真:節子さん、節子さんと吉井画廊の吉井長三氏、節子さんとジュエリーデザイナーの娘のハルミさん、ハルミさんのご友人で著名なプランス・ド.サヴォワ氏と夫人で女優のクロチルド・クローさんらに囲まれて。岩絵の具などを使った繊細なタッチの作品。アトリエでは、モーツァルトのあらゆる音楽に触発されるという。
 



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by madamemariko | 2010-01-25 04:00 | 美術散歩
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