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粟野真理子のパリおしゃれ通信

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ひと夏の思い出

こんにちは。
8月いっぱい日本に帰省してきました。毎年、夏には必ず帰国していますが、今年ほど暑かったことはないですねー。いつもは東京よりはやや涼しい鎌倉も、今年ばっかりは暑かったです。そして、パリに戻ったら、涼しくて爽やかなこと。みなさまには申し訳ないですが、一足お先に夏の疲れを癒しているところです♪


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 実家に帰省中に、遠くに住む年上の従姉妹から野菜が入ったダンボール箱が届いた。趣味で自家菜園を作っているそうで、ぜひ食べて欲しいと届いたダンボール箱には、冬瓜やモロヘイヤ、ゴーヤ、カボチャ、ツルムラサキ、キュウリ、シソなど約10種類もの新鮮な野菜が入っている。それも、それぞれ綺麗に土などが取り払われ、湿った新聞紙にくるまれていて、開けてみると野菜が青々と瑞々しく新鮮そのもの!

 私は農業国のフランスに住んでいるから余計にそう思うのだと思うが、もっと農業を大切にしないといけないと常々思っている。自給自足のできる国。おおげさに言えば、他に頼っているばかりではなく、自立する国家。その第一歩のためにも農業は大切だ。私はそのことをフランスの各地、美しい村々を旅する取材で学んできた。フランスを旅するとよくわかるが、人々は風土や伝統を大切にし、田畑を耕し農作物を生産している。その風景の美しいこと。その実りの豊かなこと┄。

 だから、パリのマルシェ(市場)も充実。パリジャンは週に2、3回出るマルシェに毎回赴き、郊外や地方から生産者が運んでくる鮮度の高い野菜や肉類、乳製品などの食材を入手する。私には、こうした自給自足できる国がまぶしく感じられる。ーなんだか話が遠くに飛んでしまったが、私は従姉妹から届いた野菜を見て、そんなことを改めて考えた。

 さて、これらの野菜を調理するのは、実家の母の仕事に。「今日は大変だわ~、こんなにたくさんのお野菜があって!」と嬉しい悲鳴を上げている。たっぷりあるモロヘイヤはすぐに茹でてお浸しにしたり、てんぷら用に残したり。赤紫のシソはやはり茹でで、葉っぱを取り除き、その汁にクエン酸とお砂糖を入れて、シソジュースに。クエン酸を入れると見事に美しい赤紫色に染まる。このジュースは解毒効果があるということをあとで知ったが、私はこれを毎朝ロックにして飲んでいた。そうすると全身が目覚めていくような気分に。大きな冬瓜は鶏と柔らかく煮た和風ポトフのような料理に。冬瓜は滑らかさと硬さが同居する不思議な食感。ツルムラサキは、その夜のてんぷらになっていた。

 実はここ2、3年前から、従姉妹は野菜がたくさん採れると母に送ってくれ、それ以来、母も野菜の調理法に詳しくなっている様子。八百屋さんで聞いてきた調理法などを試みているという。おかげでしらばくの間、この野菜たちが食膳に挙がり、色取り豊かな料理が目を舌を楽しませてくれた。数多くの緑黄野菜と母の手料理で、私はこの夏のハードな仕事を切り抜けられたのかもしれない。



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by madamemariko | 2010-09-03 13:07 | グルメ
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