こんにちは。
パリは6月末から始まったソルド(バーゲンセール)で、街中紙袋を両手に抱えたソルド客で、騒然としています。そろそろバカンスも始まるので、街はちょっと浮き足立った状態です。今年前半はよく働いた気がします。現在発売中の小学館「和樂」のスイス・レマン湖特集で、スイスを訪れ、レマン湖の魅力を改めて知ったり、新雑誌の「美・プレミアム」で、パリのスパやフレグランスショップを20軒近く取材して、ビューティに目覚めたり…なかなか面白い取材を経験させていただきました。あともうひと仕事、いえあともうふた仕事くらいしたら、私もバカンス取ります♪
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パリのグランシェフのひとり、ドミニク・ブシェ氏にお誘いを受け、日本酒とフレンチ料理の試食会に出かけてきた。場所は、パリ8区にあるレストラン「ドミニク・ブシェ」の地下サロンにて。集まったのは、「パリスコープ」や「パリ・キャピタル」といったパリの情報誌のフードジャーナリストの面々。わんちゃん連れで出席する男性もいたが、ドミニク・ブシェ氏を囲んで、アミューズ・ブシュやフォワグラ、オマールとキャビア、デザートなど本格的なコース料理に合わせた日本酒の試飲会。
パリでも日本酒が徐々に浸透しつつあるが、フレンチ料理と日本酒の本格的なマリアージュは、まだまだ注目されていない。親日家であるドミニク・ブシェ氏は、以前より日本酒に興味を持ち、金沢の老舗の酒蔵「福光屋」とのコラボレーションで、フランスのカルフールなどで日本酒を販売、推奨しているという。
今回の試食会でも、「ふく」や「ゆり」「さち」とネーミングされた純米大吟醸酒や純米酒とそれに合うフレンチを用意して試食。この秋から、これらのメニューをレストラン「ドミニク・ブシェ」のメニューに組み込んでいく計画だそう。実際、フランス人の食ジャーナリストたちも日本酒を飲む機会はあまりない様子。口のなかで広がる繊細な甘みや切れ味など、ワインにはないまた別の味わいに、みんな興味深げに試飲。ドミニク・ブシェは星つきの一流レストランだが、ドミニク・ブシェ氏は、星とりには興味がないよう。むしろ、自分の好きなこと、自分のやりたいことを悠々自適にしているところに好感がもてた。
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