こんにちは。
例年のように、8月に一時帰国しています。毎日、蒸し暑い日がえんえんと続きますね。
私は先週まで原稿執筆三昧の日々でしたが、ようやくひと段落。今週は東京で仕事の打ち合わせの日々を過ごしています。仕事の後は、渋谷のヒカリエなどに出かけ、ちょっぴり日本のバカンスを楽しんでいます♪
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東京の世田谷で、料理教室「エリズ・キッチン」を主宰する料理家の長澤恵里さんが、先日パリに見えた。仕事関係の方から紹介を受けて知り合いになった恵里さんは、幼稚園のときにキッチンデビュー、おばあさまとお母様仕込みで料理の腕を上げ、パリのリッツ・エスコフィエで勉強をし、主席で卒業。その後、ご主人の仕事の関係で、NYなど海外に長く在住し、外国の美食にも接して、舌を肥やしてきたという。現在は世田谷で料理教室を開き、和食もほかの料理も相当の腕前で、それを聞きつけて集まってくる生徒さんも一流ブランドの社長夫人など美食家が多いそう。
その恵里さんが、パリでフランス人相手に、日本料理の基本であるお出汁についてレッスンをした。2つのスーツケースいっぱいに、昆布や鰹節、味醂など日本の食材を持参。恵里さんの友人で、サン・ルイ島にアパルトマンを持つドイツ貴族令嬢のソフィーさん宅に、約10名のフランス人マダムやムッシューが集まり、お出汁がどういうものかのレクチャーを受けた。
お出汁のとり方は、私も人並みには知っている。でも、恵里さんが使う食材は、日本人の私もびっくり!超上質な材料しか使わないというこだわりの恵里さんが持って来たのは、北海道の真昆布という特上の昆布や鰹節以上に上質で繊細な味わいのまぐろ節など。とても高価な食材だけれど、いつも築地の馴染みのお店で安価に仕入れているという。生徒のマダムたちは、それらの説明を受け、お出汁のとり方を習い味見をして、最後にそのお出汁を使った料理を試食。
レッスンとは言うものの、アペリティフに恵里先生が用意した日本酒となんとシュエップスを割ったものに、イチゴやサクランボ、桃などを入れたフルーツポンチをいただき、生徒さんたちは上機嫌。お出汁を使った椀物、海老真薯や擬製豆腐、焼きなすのえごま和え、手鞠寿司など本格的なお料理をいただき、みんな大満足。とても濃いレッスンと相成った。恵里先生は、今後は、フランス人のマダムたちを日本に呼び、日本の食材の旅も計画予定とのこと。また、お正月には約40種類のお節料理を作られるそうで、ぜひそのお節もどんなものか拝見したいと思った。
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