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粟野真理子のパリおしゃれ通信

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「カルティエ、スタイルと歴史」@グラン・パレ

皆様、ご挨拶が大変遅くなりましたが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。日本は今年は大雪で深刻な事態ですね。パリは暖冬と言われていますが、このまま春に突入するとは思いづらく、どうなるやら。。とりあえず、今日は真っ青な空が広がる快晴です♪

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 今年のパリでの初仕事は、カルティエのハイジュエリーやカルティエ・トラディションの撮影から始まった。ちょうどグラン・パレで「カルティエ、スタイルと歴史」展が開催の最中で、これはグラン・パレが企画した大掛かりな展覧会ということで、私も楽しみに鑑賞しに出かけた。

 展覧会場は広く、仄暗く照明を落としたなかで、ジュエリーのイメージがグラン・パレの天井や壁いっぱいに美しく映し出され、展覧演出もなかなかお洒落だ。展示作品は多義に及び、カルティエコレクションのほかに、所蔵している各美術館やプライベートコレクションから貸与されたものが多数展示され、見ごたえのある内容。

 マハラジャやウィンザー公爵夫人、モナコ・グレース元王妃などのコレクションもあり、それはそれは煌くばかりの圧巻のジュエリーが勢揃い。貴重なミステリークロックのコレクションもたっぷり鑑賞でき、カルティエの歴史の厚みに触れてきた。

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*展覧会は2月16日で終了しました。





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# by madamemariko | 2014-02-21 18:13 | アート

「PARIS PHOTO」展

皆様、こんにちは!パリはかなり寒くなり、シャンゼリゼにはイルミネーションが取り付けられ、クリスマス・マーケットのスタンドも設置されました。もうクリスマスのシーズンです♪

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 週末は、グラン・パレで開催中の「PARIS PHOTO」へ出かけた。会期が13日から17日までと短期間なので、見逃さないようにと注意して出かけた。今年はパリ、ロンドン、NY、ベルリーン、ウィーン、スイス、北欧、日本など各国から126のギャラリーが出展。1回では見て回れないほどのボリュームがあり、ざっと見て見回った。

 いいなと思うものは、遠くからでも引き寄せられるようにして、その写真の前に辿りつく。ふと気がつくと、ロバート・キャパの戦場写真だったり、ダイアン・アーバスのポートレートだったり、ル・コルビュジエのポートレートだったり。可笑しかったのは、小さな写真なのに、通り過ぎる人がみな一様に写メしていた日本の写真家、鈴木清の着物姿の4人の女性の写真。鈴木清は土門拳の写真を見て、写真家を志したという。こんな面白い出会いもあり、充実した気分で会場を出た。

上から
会場全景、ロバート・キャパ、アンドレアス・グルスキー、アヴェドン、ウィリー・リッツォ(ル・コルビュジエ)、ダイアン・アーバス、ヘルムート・ニュートン、鈴木清の写真。




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# by madamemariko | 2013-11-18 08:45 | アート

「アライア展」 

皆様、お元気ですか?パリはすっかり秋の気配が漂う今日この頃です。今日はエルメス本店で、新作メンズ腕時計の発表会に取材に行ってきました。かなりレアなものをいろいろ拝見してきました♪

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 「イヴ・サン・ローラン亡き後、フランスのモードの歴史を背負っていくのは、アズディン・アライアだ」。ある友人の言葉にハッとした。確かに、美術に造詣の深かったサン・ローランと同じように、アライアはチュニジアのボザールで彫刻を専攻した後、パリに出てきてモードに転向し、80年代にはボディコンシャスのスタイルで一世を風靡。その後も普遍的なスタイルで洋服作りを続け、アートへの関心も高く、アートコレクションもしている。フランスでの評価は高い。

 折りしも、長い間改装工事をしていたガリエラ・モード博物館がリニューアル・オープンし、最初の特別展が「アライア展」という。9月28日の初日にさっそく見学に行ってきた。優美なガリエラ宮のなかに、過去に制作した70点のアライアのイブニングドレスやワンピース、コートなどが展示され、モード関係者や中年の人々、若いパリジェンヌ、パリジャンたちが熱心に覗き込んでいる。

 構築的とも言えるアライアの服は、カッティングも素晴らしく、その流れるようなラインや異素材の組み合わせが見事で、単なる服を超えた作品になっている。人間の身体が持つしなやかなラインに合わせ、ある意味崇高ですらある。ただ、平面に設置した服は、鑑賞者が多いと見づらく、照明もいまいち。おそらく誰もいない静謐な空間で見たら、もっとアライアの凄さに接することができたのにと思い、ちょっとがっかりした気になって、外に出た。

 出ると矢印があり、向かい側のパリ市近代美術館のマチスの部屋へとの表示があり、それに誘われるように、道路を渡って近代美術館に赴いた。あまりこれに気がついている人は少ないようで、入るとまたアライア展の表示が出ている。ドアを開けると、なんとマチスのブルーグレー色の「未完のダンス」の大きな壁画の前に、アライアの黒の素晴らしいロングドレスが呼応するように展示され、私はあまりの美しさにひとり立ちすくんでしまった。反対側の壁に掛かるダニエル・ビュランのカラフルなストライプの作品もその部屋のアクセントに一役かっている。そして、さらに奥に進むと、色彩豊かなマチスの「パリのダンス」の前に、その絵に合わせてアライアが特別に今回制作したというミニドレスが3体飾られ、これも絵画的で良かった。

 今回のアライア展で、パリ市近代美術館がガリエラとコラボレーションしていることがわかり、これを見逃さずに両方を見られて、本当に良かったと思う。パリのアートシーンは奥が深い。実はこのパリ市近代美術館、ほかの広い展示室が延々と続き、所蔵作品の充実度はかなりレベルが高い。私のお気に入りのジョルジュ・ルオーのアクリル画や陶芸も多数所蔵していることに気づき、この日は心満ち足りた気分で帰路に着いた。アライア展、ぜひおすすめの展覧会だ。


「Alaia」
9月28日~2014年1月26日
Palais Galliera /Musée d'Art Moderne de la Ville de Paris,Salle Matisse)




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# by madamemariko | 2013-10-02 10:50 | 美術散歩

「モローとルオー 聖なるものの継承と変容」  

                                  
日本の夏の猛暑を経験し、パリに戻ってきました。こちらはさらっと爽やかで過ごしやすいこと。今日はひさしぶりに、日曜のマルシェに買い物に行ってきました。美味しそうなメロンや平べったい桃など、いろいろなフルーツをカゴいっぱいに買ってきました♪

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 帰国中に、汐留ミュージアムにおじゃましてきた。9月7日から「モローとルオー」展があるのを知っていたが、8月末にパリ戻りの予定になっていたので、展覧会は残念ながら拝見できないので、せめて学芸員の方にお話が聞けないかと思い、おじゃましたのだ。

 大げさな言い方になるが、ルオーと私の出会いは2010年に遡る。エールフランス機内誌の「ボンヴォヤージュ」の巻頭特集で、「魂の画家、ジョルジュ・ルオー」を取材執筆担当させていただき、ルオーのアトリエが今も残るルオー家の人々が活動するルオー財団におじゃましたり、ルオーの師匠であったモローの美術館に出向いたり、ルオーの作品を多数扱い、ルオー家と深く交流のあるパリのギャラリー、「ギャルリーためなが」や「ギャルリー吉井」のオーナーにお会いしお話を伺ったりし、ルオーの人と作品に触れているうちに、どんどんルオーの作品に魅了されていったのだ。

 いろいろ調べているうちに、ルオーとマチスはボザールで同じクラスで、しかも当時の担当教授がモローだったということを知った。ルオー財団には当時の資料や写真が膨大にあり、まだまだ整理されていないルオーとマチスの書簡が多数あり、ルオーとマチスが単なるクラスメートだっただけではなく、卒業してからもお互いに尊敬しあい、心通じる真の意味での友人だったことがわかったりと、取材を続けながら知った事実に驚愕した。

 パリのギャラリーやポンピドゥーの国立近代美術館で、ルオーの作品を観るたびに、ルオーの作品が私の心に響いてくる。ルオーの作品は、マチスほどには世界的には知られていない。ルオーはひとつの派に所属しなかったので、しばしば「孤高の画家」と称されることが多い。それはそれで潔くていいと思うが、彼の作品の素晴らしさについては、もっと世界的レベルでしらしめたい。「聖書の風景」や「受難」「流れる星のサーカス」「悪の華」など、ステンドグラスのような深い色を湛えた、詩的で人々の心に沁みてくる繊細な色彩と表現の絵画の素晴らしさを、日本の方にももっと知っていただきたいと願う。

 今回の展覧会は、モローとルオーの深い関係と精神的な絆を紹介し、ふたりの素晴らしい芸術性を浮き彫りにするまたとない展覧会になるだろう。学芸員の方はさすがに長年研究されているだけあり、話は尽きなく、後ろ髪をひかれる思いでミュージアムを後にし、私はこの展覧会のヨーロッパでの巡回を心待ちにすることにした。

「モローとルオー 聖なるものの継承と変容」
9月7日~12月10日
パナソニック汐留ミュージアム
http://panasonic.co.jp/es/news/2013/1305/1305-01.html




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# by madamemariko | 2013-09-08 20:57 | 美術散歩

ルーヴル美術館

皆様、お元気ですか?
しばらくブログをご無沙汰しています。
パリはようやく初夏の陽気と思って喜んでいたら、昨日の夕方から雨が降り、パリにちゃんとした夏はやって来るのでしょうか。

先日ルーヴル美術館の取材に行ってきました。
現在はその記事やほかの記事の準備中。
ランスのルーヴル分館にも行き、そちらの情報もお届けしたいのですが、いましばらくお待ちくださいませ!
途中ご報告でした。
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# by madamemariko | 2013-06-09 15:46 | 美術散歩